火曜日の心労

月曜の夕方、たくむが洋服を血まみれにして帰ってきた。
友達に顔面蹴られて唇とのどのところを切ったみたい。
手当てもしてもらえず何の連絡もなかった学校に腹が立ち、
すぐ電話した。教頭先生が出たんだけど対応がオウヘイで
とりあえず火曜日にもちこした。
たくむはそのとき、何もしてないのにいきなり蹴られたと
言ってたけど、何もないのに蹴るなんておかしいと思いつつ
先生へ手紙を書いた。
2年生というのはまだ手加減を知らない年でもあり
どれだけの力で蹴ったらどうなるかわかっていない。
もし、当たり所が悪ければ鼻が折れていたかもしれないし
目がはれていたかもしれない。
何にせよ、暴力は一番いけないことだと思った。
この先、たくむが友達を蹴るということもないことではないし。
学級全体で話し合ってもらった結果、
たくむがその友達をキモイといったのが原因らしい。
キモイといわれて腹がたって蹴ったということ。
喧嘩両成敗であります。
でも一番たくむに怒ったことは、ケガは治るけど
言葉の暴力は一生治らないかもしれない!
キモイといわれた子は一生自分がキモイと思って生きるかも
しれないんだぞ!ときつく叱った。
その友達のお母さんから電話があって、すごいあやまられた。
ケガはたいしたことないので大丈夫です。など、こっちも
あやまった。
男の子を持つ親ならこういうことは常にあることで
そうやって親があやまっている姿を見ながら育った人も
いると思います。
勉強ができても、スポーツができてもそれだけじゃだめなんです。
こういう経験こそが、この先ずっと生きていくうえで
人間関係の人の痛みをわかるかどうかなのだと思う。
ちとまじめな話になりましたが、かなり気を使った2日間でした。