銭湯・・・

友達が大阪市営住宅に応募して近くに入居してきた。
その友達も母子家庭で、小さい子供がいるため仕事もできず
市の援助を受けていた。
引っ越してきて私も苦労したことだけど、まずお金がない。
入居できますよと、鍵をもらったのはいいがお風呂もなければ
給湯器もない。
もちろん市の援助を受けているので貯金もない、身分証明すらない。
なのでお風呂の取り付けをするローンも組めない。
市役所に相談にいっても、家から半径2キロ以内に銭湯があったら
お風呂の取り付けはできませんといわれた。
友達は2月6日に引っ越してきて、毎晩寒い中銭湯に通っています。
銭湯代も結構かかります。家からの距離も湯冷めするくらいあります。
それでも幸せだと友達は言います。
どれだけ現実のきびしさにぶちあたってもまだ援助が受けれるだけいいのです。
離婚したての友達は今、大阪市が財政難だからか
「ここは銀行やないんやから、働いてなんとかしろ!元旦那から毎月
養育費もらいなさい。できないんだったら警察いけ!」
などと暴言をはかれたのです。キレた私は友達をつれて以前
市役所に行きました。
「あなたの言った言葉でこの人が餓死したら貴方の責任ですから!」
といったら手のひらを返すように優しくなり保護が受けれるようになりました。
あとは、政党に入っていたら優遇される措置。
汚い汚い世の中だけど、頭を使って、時にはずるがしこく生きるしかないのだ。
そんな汚い世の中に生まれてきた子供たちはかわいそうだと
時々感じるのであります。